2025年2月26日
ダルトン・インベストメンツは、日本グローバル・グロース・パートナーズ・マネジメントが発表した提案への支持を表明します。
ダルトン・インベストメンツは、東洋水産株式会社の株式を保有する機関投資家です。
株主として、2025年2月19日に日本グローバル・グロース・パートナーズ・マネジメント(NHGGP)より発表された「新中期経営計画に対する株主の期待」に記載された提案への支持を表明します。
本提案では、以下の行動が求められています:
事業ポートフォリオを評価するための戦略的見直し委員会の設置
資本コストの基準値の見直し
2,000億円の特別自己株買いによる資本構成の最適化
新たな株主還元方針の策定
私たちは株主として、東洋水産株式会社(以下「当社」)と対話を重ね、適切な資本コストの認識と配分を含む、東京証券取引所の要請(以下「東証要請」)に対して強い対応を求めてきました。しかし、東証要請から2年が経過した現状において、当社は依然として有効な対応を行っていません。
私たちは、これまで提案されていた4~8%の資本コストが多くの投資家にとって受け入れがたいものであり、そのような甘い資本コスト認識に基づく資本配分は企業価値を損なう可能性が高いと考えています。当社の即席麺事業は非常に競争力があり、成長性が高く、かつ高い資本収益率を実現していますが、この中核事業で生み出されたキャッシュフローの大部分が内部留保(現金及び預金の増加)され、海産物や加工食品といった低収益事業へ配分される結果、株主価値向上の機会を逸しています。
これらの懸念に基づき、私たちは当社に対し、以下の行動を強く求めてまいりました:
資本コストの適切な特定と開示の徹底
必要な自己資本及び現金水準の決定と開示
資本コスト及び資本収益率の考慮を踏まえた事業ポートフォリオ方針の策定と開示
これらの提案は、NHGGPが発表した内容と整合的であり、したがって私たちはNHGGPの主張を支持いたします。
免責事項
本サイトに記載の情報はダルトン・インベストメンツ・インクの行ったエンゲージメントに関する情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券や金融商品への投資の推奨およびこれらに関する投資勧誘を目的としたものではありません。
本サイトに記載される情報は当社が信頼できると判断した情報に基づくものですが、その情報の正確性および完全性を保証するものではなく、我々の見解、評価につき責任または義務を負うものでもありません。
本サイトに記載する情報の内容は記載された時点のものであり、今後の状況に応じて変わる可能性があり、予告なしに内容が変更または削除される場合があります。予めご了承ください。
本サイトに記載の情報に関する詳しい資料を希望される場合には、ダルトン・インベストメンツ・インクにお問い合わせをお願いします。
本サイトの著作権はダルトン・インベストメンツ・インクに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
本サイトとこちらのサイトの内容に実質的な齟齬がある場合、後者が優先するものとします。